今年の夏も、暑いです。
2023年の7月22日に関東エリアでも梅雨明け宣言がでて以来、もうずっと真夏日やら、最高気温35度を超す猛暑日が続きっぱなしです。洗濯物は実によく乾きます。
前回の コラム で “私は暑さはへっちゃら” ということを記させていただいた通り、この真夏日・猛暑日の連続は私にとっては心地よいもので、毎日、柄の良くないサングラスと、日よけのパナマ帽をかぶって太陽の季節を満喫しています。
ただ、ニュース報道などをみると、暑さで参っている人たちの街頭インタビューが毎日のように取り上げられています。
人間の体温よりも高い気温が続いているのだから、客観的にみて、人は心身共に参ってストレスをためていくのが当然ですよね。
ニュースキャスターも毎日のように「キケンな暑さです」「くれぐれも熱中症対策を」といったアナウンスを繰り返し続けています。
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この 常軌を逸した暑さ も含めて、「困難な状況」に遭ったときに、その困難を乗り越えて状況に適応していく力を示す言葉として、
レジリエンス
という(もともとは物理学畑から来た)用語が、ビジネスの現場や、人間が生きていくために大事なものとして語られる機会が増えてきました。
私自身は、2年程前の或るビジネスセミナーを受講したときに、そこで初めてパネラーさんがこの言葉を使っているのを見聞きしたものですが、今はもう、あらゆるビジネスコンサルやら、“時代を読み解く系”のジャーナリズムやら、人材開発やら、スピリチュアルな方面の記事も含めて、取り上げられているようですね。
(ここ とか、ここ とか、 ここ とか。他にもやまほど解説コラムが公開されています)
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この「レジリエンス」とセットでよく使われているのが「VUCAの時代」という言葉です。
VUCAも、もう皆さんよくご存知だと思うので、ここで蛇足な説明をつけたりはしませんが、要は 難儀なことが多い時代 ということですね。
我々が生きてきた(と、勝手に、読者のみなさんを私を、“我々”というひとつのカテゴリーにまとめ込んでしまいますが)昭和の時代以上に、難儀なことが多い今の時代には、レジリエンスな力がないと、人間やってられんわ! ということだというわけです。
*現に「やってられんわ!」と自暴自棄になって、刃物やら爆弾やらをもって、不特定多数の人たちに危害を与えるようなヤカラの事件も、最近 多いような気もします。
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かように、時代のキーワードのように使われて、あまりにも出現頻度が高いために、その響きが陳腐にさえ感じられ始めている「レジリエンス」ですが、私個人においても、(いかに陳腐であろうと)このレジリエンスが大事だな、と思え始めています。
つまり、暑さそのものとは別のこととして 難儀なこと が、私の身の回りでも増えてきているのですね。
もう、次から次へと、波状攻撃のように押し寄せる難儀を、しなやかに受け流して、乗り越えて、適応してやっていかないとアカン!という状況であるわけです。
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【難儀その①】扇風機のご機嫌悪
(レジリエンス必要度:★★☆☆☆ )
暑さはヘッチャラで、猛暑日でもエアコンを使っていないことはやはり前回コラムでお伝えしましたが、扇風機は押し入れから出して使っています。
「1年ぶりに、またコンニチハ」という感じで、箱から出して組み立てて、書斎のデスク下に置いて、準備しておきました。
梅雨が明けて、夏本番になって、「さあ、じゃ、回してみようかな」と電源コンセントを入れて、[弱]のボタンを押してみた。
…と、ファンが回らない。
エッ、もしかして壊れたか!? でも、この扇風機は、まだ買って2〜3年しか経ってない!
家電は一度買ったら一生使い続けるモノだと信じている私(*)としては、まだこの“若さ”で壊れて使用不能になる扇風機が信じられない。
まだ買ったばかりなのに、またコストかけて新しい扇風機を買うのはイヤだ!コスパ的にもったいない!
……と胸の中に、嫌なストレスがぐるぐると駆け巡りました。
が、ファンがとりつけてあるモーター部分を、手のひらで一回 バンッ と叩いたら、普通に回り始めました。
昭和時代の家電の治し方 が、令和の現代でも機能しました。
その後数週間にわたって、問題なく稼働しています。
(*)この「家電一生説」は実際にはキケンでさえある、という独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)の主張は、認識しております。
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【難儀その②】キッチン生ゴミから怪しいキノコ
(レジリエンス必要度:★☆☆☆☆ )
キッチンの流しの排水溝のアミに、生ゴミが貯まって水の流れが悪くなっていたので、
この連日の太陽の恵みに晒して水気を飛ばしたあと、乾いたヘドロのようになったそれを、(アミごと捨てるのでなく)アミから中身だけ、普通ゴミを捨てているリビングのゴミ箱に移して、アミはまたもとの排水溝に戻しました。
リビングのゴミ箱がいっぱいになったらまとめてゴミ出しをしようと、そのまま放置し、その上に普通の紙ゴミなどをどんどん蓄積させていたのですが、ある日、気がつくと、それらの紙ゴミの下から、 何か が伸びてきているのに気がつきました。
よく見ると、キノコ!
猛暑のカンカン照りで完全に乾燥させたはずの生ゴミヘドロが、実は乾ききっていなかったようで、そこから繁殖してしまったようです。

見えづらい画像ですが、キノコです
ネットで調べると、ネナガヒトヨタケ という名前のものらしい。
あの松本零士さんの名作『男おいどん』に登場する、パンツから生えるサルマタケ の実在のモデルのようです。
おもしろいといえば、おもしろい出来事ですが、一応、清潔で瀟洒な生活を心がけているこの私が、自分の家でキノコを生やしてしまったということは、精神的にけっこう凹むことではあります。
キノコが生えたゴミ箱の中身は、もう、その週の一般ゴミの日に出して回収してもらったことは、言うまでもありません。
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【難儀その③】愛車のフォグランプが点かない件
(レジリエンス必要度:★★★☆☆ )
梅雨が明ける前の7月初頭、あいにく朝から土砂降りで、クルマで走ってワイパーを動かしても前方があまり見えないような天気の日。
自分から周囲が見えづらいということは、周囲から自分のクルマも見えづらい状況だろうと判断し、ふだん滅多に使わないフォグランプの点灯スイッチに手を伸ばしました。
そのまま走行している間は気づかなかったのですが、目的地について駐車場に駐めた際に、このフォグ(フロントバンパーにビルトインしているタイプのもの)の黄色いランプが点いていないことに気づきました。
最低でも、電球球切れ。下手すると回路系のなにかの具合が悪くなっているかも。
フォグランプなんて、滅多に使わない(しかも近年のように、どこかへ遠出する機会も減り、外出先で霧に閉ざされることもほぼ無い)生活では、点かなくても一向に構わないのですが、気分的には、やはり直しておきたい。
あ〜、また修理出しか。さすがに、フロントバンパーに組み込まれているランプを自分でいじって電球交換するのは、腰が引ける…ってなことで、ここでも気分が軽く凹んだ次第。
とりあえず、ショップに電話をかけて、該当部分を見てもらうためにクルマ持ち込みをする日取りだけ予約した段階です。
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【難儀その④】愛車をうっかりこすって、要板金にしてしまった
(レジリエンス必要度:★★★★★★★ )
上記の「フォグランプ点検」のためのショップ訪問日を決めた翌々日。
やはり猛暑のなか、車内エアコンを最強にして、近所のクリーニング店までクルマで外出。
冬用毛布をクリーニングで出すために、徒歩でなく、クルマを出しました。
クリーニング店近くの下り坂に駐車して、お店に毛布を持ち込み、お金を払ってすぐクルマへ。
そこから発進をする際に、ハンドルが妙に重くて、コントロールできず、うっかり左前方の電柱へクルマの鼻先左側をこすりつけてしまいました。
なぜか、ギアをバックにいれても戻れず、クルマはさらに電柱に向けて前進。こすり箇所はさらに拡大。
原因は、発進時にエンジンがちゃんとかかっていなかった事。
エンジンがかかっていないから、ハンドルも効かず、バックもできず、下り坂の斜面にそって電柱にツッコんでしまった。
エンジンがかかっていないことに気づかなかったのは、最強にしていたエアコンのファンの音が(これはキーをさしこんで電源を入れた時点で音が出始めるので)うるさくて、エンジン音(が聞こえないこと)を認識できなかったため。
破損部は思ったより深刻で、フォグランプの球切れ交換などとは比べものにならないレベルの修理が必要なことは明らかです。
これは、相当に凹みましたが、まずは、予約をした日にディーラー店へ行って、状況を診てもらうことにします。
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こうやって、書き並べてみると、暑さには平気な私も、暑さ(や夏の気候)由来で、いろいろなことをやらかして、難儀に陥ったことばかりであることに気がつきます。
とくに最後の、愛車破損(板金レベル)は、気分の落ち込みが激しいです。
そうか。
こういうことを乗り越えていくのが、レジリエンスというものなのだね、と再認識した次第です。
クルマの破損修理も、(全部左側の鼻先は、実は、以前にもごく軽くこすって、自分でタッチアップ修理をしていた部分でもあるので)中途半端な素人修理じゃなく、この機会に、プロの手で、完全に綺麗に修復する時期だよな、と愛車が “呼んで” くれたのだと考えることにします。
フォグランプだけだったらヒトケタ万円で済んだかもしれない修理コストも、この板金レベルではどう考えても数十万円のケタにいくのは間違いないと予測しています。
が、それで、きれいさっぱり新品のようになってまた乗れるようになるかと考えると、気持ちも前向きになります。
冒頭でいくつか挙げた レジリエンスの解説記事 を読むと、レジリエンスを高めるために必要なのは、
1.感情に振り回されない
2.悲観的思考をせず、希望的に考える
3.周囲の人との信頼関係を築いて困難に立ち向かう
…という3点であり、そして「柔軟に立ち直る」ことが肝要、と読み取ることができます。
今回、ここで取り上げたこと以外にも(ここに書けないようなことで) 難儀なこと はまだまだたくさんありますが、それも含めてレジリエンスで前向きに進んでいきたいと思うばかりです。
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(余談)
レジリエンスをテーマに、今回のテキストを書くなかで、「こじれにこじれた、ねじれにねじれた困難を乗り越えていくレジリエンスを、ネジリエンスとネーミングする」という、駄洒落ネーミングを思いつきました。
念のために、誰か、すでに同じ事を考えているかな、とネット検索してみたら、たった1件だけ、見つけました。
せっかく見つけたブログですけど、この1話だけで終焉してしまっているようです。
1話終焉は残念なんですが、せっかくなので、今回の締めくくりとしてリンク掲載させていただきます。
パー子さん、よかったら、ブログ、続けてくださいませ。