米の値段が高い!
ニュースで報じられているのをみるまでもなく、自分で食べるために買うお米が高くて困っています。
私は味よりコスパ派で、とにかく安いお米を探して買っていたのですが、昨2024年の5月や6月には「5kg袋で税抜1580円とか1680円」のお米を買っていました。
ところがその次の夏時期には、「店頭に米がない。買いたくてもモノがない」という事態が発生。
秋口になって、テレビニュースで「新米が出回るようになりました。令和の米騒動も一段落すると見込まれています」などと報じられて、「店頭に米が、ある」状況にはなりましたが、値段はご存知の通りの高値。
昨年10月時点で「5kgで税抜2880円」。
その翌月に、とあるドラッグストアで「税抜2680円」の米を見つけてすかさず、最後の一袋だったのを買ったりしました。
「もう1000円台の米は無理かな」などと思う間もなく、1000円台どころか、2000円台の5kg米を買うことも不可能になりました。
年が明けたこの2025年においては、「5kg袋税抜3200円台だったら超・掘り出し物!←店頭で見つけたら即購入!」という目安を立てています。
(でも、この値段もほぼ遭遇できなくなっています。今は下手したら5kg税抜3500円台が下限価格になっているかもしれません)
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私の地元近辺で買った低価格米についてもそうした状況(税抜1680円→3280円;約1.9倍)でしたが、朝日新聞の2月22日朝刊のトップ記事によると
「米は1.7倍の7割増。キャベツ・白菜においては3倍2倍になっている」との総務省データが発表されてていました。
つくづく「台所は火の車」です。
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米について見れば、ここへきて、やっと政府が「備蓄米を放出」と記事になるようになりました。(2月14日報道)
その発表を受けて、次にニュースになったのがこれでした。
「“怪しいコメ”銘柄産地不明 飛び込み営業急増 群馬拠点インド人社長直撃」
真偽はわかりませんが「中国のSNSで日本米の売り込みが急増している」といった記事も見かけました。
「米に高値がついている」と買い込んで値上がりを待っていた人たちが、備蓄米放出情報を聞いて(値下がり前に)一斉に売りに出している、という図が目に浮かんできます。
あざとい人たちです。
店頭に米がない、店頭に並んでも高い(高すぎる!)という事態が、こうした事情からも助長されているのだろうなと想像されます。
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「米が高いから、米を買ったり食べたりするのをやめた/控えた」という人も増えているようです。
実際、この[令和の米騒動」以前から、米の消費量は何十年も前からぐんぐん激減り傾向で、その流れからすると「米を食べる生活を放棄する」という選択肢が大きく取り上げられるのは当然かと思われます。
しかし、昭和男子の私は、365日米を食べています。毎日朝食と夕食、完全米食自炊です。
朝にトースト、といった習慣さえもっていません。
そのため、米を買わずに他の食材だけで食生活を維持する、という選択は私にはできません。
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前述の朝日新聞記事にも見られるように、米や他の食材に限らず、物の値段(光熱費等も含む)は上がる一方です。
ニュースでは常に「原材料費と運送経費の高騰」が原因、と定型文書のように報じられています。
ロシアのウクライナ侵攻や中東の情勢悪化により、穀物や原油などの原材料費が上昇し、世界的な物価高騰を引き起こしていると考えられます。
ほんとうに、一庶民としてため息をつくしかないと思っていましたが、今回、あるコラム記事に出会い、視点を大きく変えるきっかけとなりました。
これは、仕事でお世話になっている安田佳生さんのコラムで、私は毎週このコラムを楽しみに読んでいます。
今回紹介したコラムは「人の人件費という値段」が高くなっていくことについて書かれていますが、ここで私が気づかされたのは、人件費も、食材などの原料費も、運送コスト(=運送業務者の人件費)も「高くなっていくのが当たり前」という視点です。
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そう言われれば、物の値段は昔と比べて確かに高くなっています。安くなっているものなどありません。
卵10個パックは、私が子どもの頃は100円くらいでした。これは物価高騰が問題となる以前の数年前(つまりロシアのウクライナ侵攻の前)でもあまり変わりませんでした。
私は10個パック税抜98円の卵を買っていたものです。
卵はやはり物価の優等生です。
それが今回の令和騒動を受けて、このようなことになっています。これも「約2倍」ですね。

私の地元で“最も格安”にしてくれているお店の10個パック卵。いまや200円近い(全国の平均値では300円台)です
また、私が若いときに吸っていたタバコの「ハイライト」は一箱150円くらいでした。
私自身はタバコはもう吸わなくなって数十年経ちますが、改めて今の値段を調べてみたら500円を超えていて驚きました。
他にも、かつての値段が今の値段から見ると驚くほど安かった生活品はたくさんあります。
たとえば、私が10歳の子どもだった1970年頃には、食パンは1斤約50円。牛乳は1リットル換算で約140円。吉野家の牛丼並盛りは200円でした。
いまの物価高騰が、こうした歴史の流れの一環(としても程度が急すぎる感はありますが…)だとすると、「改めて物価を下げてくれ」という主張には理がなくて、高くなっていく物価の方に、生活者が 順応 していくことが大事、という考え方が出てきます。
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安田さんのコラムは「人件費を払う=社員を雇う経営者側」の視点で書かれていますが、これを働く労働者の側に置き換えて気づかされたのは「物の値段は高くなっていくのが当たり前」である上に「人が働いて得る収入も高くしていくのが当たり前」という視点を持つことが大事であることがわかります。
そうか…自分の生産性を高めて、限られた労働時間の中で得られる自分の収入を高めていく」という考え方も必要なのだな、とつくづく思い知らされました。
そういえば、世界の中でも日本の労働生産性は笑っちゃうくらい低く、G7の中ではブッチギリの最下位だというのも有名な話。
ひとことで言えば悔しいです。
自分の分だけでもなんとかしたい(なんとか高めたい)という気持ちにもなります。
また、あえてポジティブに言えば「日本は伸びしろだらけ」ということにもなるかもしれませんね。
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……とは言うものの、自分の売上&収益を倍増させるのはやはり至難の業です。安田さんが提唱する「経営者の視点のシフト」並みに、自分の働き方の視点を変えなくてはならないのだろうな と ここでまたちょっとため息が出てしまったのでした。
以前にこちらのコラムでお伝えしたポイ活も対抗手段のひとつではありますが、効果は “焼け石に水” かも……。