東京オリンピック、始まりました。
2021年だけど「東京五輪2020」。
賛否両論、侃侃諤諤です。(←けんけんがくがく、ではありません)
私が賛なのか、否なのかについては、もう少し後でじっくり書き記しますが、7月23日の開会式はしっかりテレビで観ました。
今年は大多数の人がテレビ以外では観られなかったはずですよ、ね。
この点では、私は、妙な劣等感(=俺は会場に行って観られなかった悲しい人間だ、と想う気持ち)にさいなまれずに済むのが、助かりました。
みんな平等です。オリンピック精神の真髄です。
当日は、わざわざジム・ビーム(バーボンです)を1本買って、さらに普段めったに買わないドミノピザのなんとかクワトロも1枚注文して、もう、その気満々で観てしまいました。

なにしろ以前書いたように私はテレビ大好きっ子なので…
要は、私はこの時点で、是か非かと問われれば、明らかに「是」の姿勢で、日本国で行われているオリンピックの開会式を楽しんでいたのでした。
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文春オンライン(あと週刊文春本誌も)が
『台本11冊を入手 五輪開会式“崩壊”…』
といった記事を出していて
私は何故か事前にSNSで転がっていたその記事を7月28日くらいにお金も払わず読んでしまったのですが、
23日の当日の時点では、そこで暴露されているような「酷い事」とはまったく気がつかず
「おお、開会式だなあ」とそこそこ感動していました。
いちばん感動したのは、各国入場のときのドラゴンクエストやファイナルファンタジー。
その次が、後日ワイドショーでも取り上げられていた が〜まるちょばさん の「ピクトグラフマン」でした。
劇団ひとりさんの寸劇もちょっと面白かったかな。
ドローンの大仕掛けは「へえ、すげーなテクノロジーって」程度に感じましたが、感動まではいきませんでした。
やはり、目玉は入場行進でしたね。
オリンピックの主役は「選手」。それを再認識しました。
なかでも 超主役だったのはカザフスタンの旗手の【王女さま】。
ひとめ見ただけで目が釘付けになってしまったのですが、同じ思いをした人が多数いたようで、翌日からネット上で写真入り記事がバズっていました。
バーボンソーダの手酌おかわりをしていてテレビ画面をスマホで撮りそびれた私は、とてつもなく悔やんでいます。
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入場行進を観ていて、もう一つ面白かったのが
「入場する国の順序は、日本語のあいうえお順です」というルールのこと。
世界広しといえども、“あいうえお”を導入しているのは我が日本だけ。
当然、入場する206の国と地域の人たちは混乱、もしくは面白がっただろうと思います。
出だしだけみてみても、
(いつも1番目のギリシャと、2番目に来た難民選手団は除いて)
03.アイスランド Iceland (ISL)
04.アイルランド Ireland (IRL)
05.アゼルバイジャン Azerbaijan (AZE)
06.アフガニスタン Afghanistan (AFG)
07.アラブ首長国連合 United Arab Emirates (UAE)
08.アルジェリア Algeria (ALG)
09.アルゼンチン Argentina (ARG)
10.アルバ Aruba (ARU)
11.アルバニア Albania (ALB)
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「I」で始まる国が「A」で始まる国の前に来るカオス。
日本以外での(アルファベット圏での)開催だったら、ゼッタイ隣り合わない国名の人たちです。
しかもUAEに至っては、「U」なのに、こんなところに並ばされちゃったよ!
と、選手と関係者の人たちは思ったことでしょう。
「あ」の最後の
15.アンドラ Andrra(AND)
の次に「Y」である
16.イエメン Yemen(YEM)
が来たことも、海外紙の報道ではだいぶザワついていたようです。英文メディアの記事に書いてありました。
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そして、
それ以上に、「あれ?なんで僕たちここなの?」と思ったであろう人たちが「オランダ」の人たちだろうと思います。
ちなみにオランダの前後の順序はこうでした。
35.エルサルバドル El Salvador (ESA)
36.オーストラリア Australia (AUS)
37.オーストリア Austria (AUT)
38.オマーン Oman (OMA)
39.オランダ Netherlands (NED)
40.ガーナ Ghana (GHA)
41.カーボベルデ Cape Verde (CPV)
42.ガイアナ Guyana (GUY)
ここでも「E」の国や「A」の国や「O」の国が入り交じって
カ行に入っても「G」の国と「C」の国が入り交じって、ご本人達は混乱したと思います。が
「オランダ」の人はことさらに、なぜ自分たちがここの順番なのか奇異に思ったはずです。
オランダの人は、自分の国の名前が「おらんだ」などと発音されていることをほぼ理解していないはずだからです。
(まぁ、ニホンのトーキョーに来る選手の人は、自国がここでは変な名前で呼ばれていることは学習済みかもしれませんが)
ご存知のようにオランダの人は、自分の国をNederland(カタカナで読めば「ネーダランド」)と呼称。
英語の表記もNetherlands(「ネザーランズ」)。
俗語として使われる国名がHolland(ホラント)もしくはHolland(ホーランド)。
どこにも「オ」で始まる国名は存在しないのです。

つまり、この国を「お・ら・ん・だ」などと呼ぶのは、世界のすべての国のなかで日本だけ。
その超特別な(かつ、考えようによってはオランダの人に対して失礼な)国名の読み方をしている国で開催されたオリンピックに出場したら、「オマーン」と「ガーナ」の間に配属されてしまった、
というのがオランダの選手&関係者のみなさまの“悲劇”です。
でも、オレンジカラーを身にまとった“オランダ”のみなさまは、
そんな失礼を咎める様子もなく、マスク越しにもわかる大きな笑顔で
入場行進をしてくださっていました。
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天皇陛下の開会宣言で23日の開会式は終了しましたが、その後の競技も、私は、テレビで毎日のように観戦をしています。
やはり、日本がメダルをとったり、それも金メダルをとったりするとうれしいものです。
日本が勝てばそれでよし、という根性だけでもなく、
「世界の人間が、こうしたフラットな立ち位置でスポーツをする」
ということが、なにかしらうれしいように感じています。
開会式で、ピクトグラム男がパフォーマンスしたり、Queenの「手を取り合って」が流れたり、五大陸の歌手が『Imagine』をウィ・アー・ザ・ワールドのように歌い継いだりする【演出】も悪くなかったけど、いちばん感動したのは、そこに206もの世界の人が一堂に会しているという【リアルなfact】だったように思っています。
それをテレビ越しで目撃できている私は、賛か否かでいうと、
「東京で開催するオリンピックを観られてよかった」
という「賛」の側を支持します。
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ただ、その引き替えで過去にも届かなかった新規感染者数を出してしまっている。
無策とも言える「バカの緊急事態宣言漬け」で、飲食業の経済活動ばかりを圧迫している。
オリンピックを開催する理由は、政権浮揚のため“のみ”。
オリンピックを開催しなかったり、途中で中止したら、次の衆院選で勝てないから、という票読みのみ。
だから記者会見で五輪可否を質問されても、曖昧な、説得性ゼロの回答を言い張って繰り返すのみ。
…という状況に対しては、私は、大いに「否」の側を支持するつもりです。
政権さん、オリンピックを開いてくれてありがとう!
などとは、まったく言うつもりがありません。
オリンピック前にしっかりコロナ収束させてくれていタラ、評価したかもしれませんけどね。
そんなタラレバは、もうどこにも居ないので。