オールドメディアが好き

私がテレビっ子であることは前回に記させていただきました。

そしてテレビと並ぶ、もう一つのレガシー(legacy)なメディア、「新聞」の愛好者でもあります。
デジタル化の波が押し寄せて、菅首相がデジタル庁を本格的に立ち上げるというこの時代に、堂々とアナログの「紙の新聞」を購読しています。

最近はコロナ感染の影響(と、それに伴うテレワーク化の影響)で電車に乗る機会もガタッと減りましたが、週に1〜2回、仕事のために電車に乗ったときも社内で朝刊を広げて読んでいるのは車両の中で私くらいしか見かけません。
たまに、ちょっと離れたところで同じように新聞を(もちろん隣席のヒトに迷惑がかからないよう、慎ましくこぢんまりと)広げている方を見かけると、思わずうれしくなります。

紙の新聞は、実に、それくらい旧いメディアとなってしまいました。
(古い をわざわざ 旧い と表記するのと同じくらい、前時代的な感じかもしれません)

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古いメディア = オールドメディア の対義語は、一応「ニューメディア」でしょう。

実は日本ではかつて、「ニューメディア・ブーム」というものが訪れた時代がありました。
かれこれ40年ほど前。80年代前期の話です。
世の中にインターネットというものが認知度を高めてきたのが90年代後半くらいからでしたから、このニューメディアブームの時にあったのはwwwやhttpのようなインターネットではありません。

それは、電電公社(←NTTですらない!)の「ビデオテックス」またの名を「キャプテンシステム」。

はぁ?それ、何?

と思われる方は少なくないと思いますが、当時はそれが「ニュー」だったのです。
時代を牽引する一大技術革命とされていたのです。
(で、当時の私は、それを宣伝する原稿を、ひたすら作っていました)
今はもう誰も覚えていないメディアですよね。

ネットが当たり前になって、AIだ、ビッグデータだ、IoTだ、などといっている今の時代から見てみると、笑ってしまうような「ニュー」でした。

「いま、これが新しい!」と気合いを入れて、名前に「ニュー」をつけた時点で、すでに古くなる運命を背負っている。
…というネーミングの法則を、私はそのときから胸に刻み込んでいます。

一方、「シン・ゴジラ」や「シン・エヴァンゲリオン」の「シン」は、意味をずらしているだけ、ちょっと良いかもしれません。

庵野秀明さんが調子に乗って もとい ますます馬力を挙げて次回作品「シン・ウルトラマン」や「シン・仮面ライダー」を鋭意制作中というニュースも、大変に好感と期待を持って楽しみにしています。

この「シン」は ニューと違って、何十年経っても古臭くならないでしょう。
(それが何故そうなのか、ということも、いつか、ネーミング論的にきちんと考えなくてはいけないですね)

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さて、オールドメディアの代表選手、新聞を英語で言うとどうなるか。
ただのNewspaperでは、デジタルの新聞との区別が伝わりません。
「デジタルのNewspaper」に対して、Analog Newspaper というのも英語ネイティブっぽく思えない(←実際に通じませんでした)

「紙のNewspaper」と言いたいつもりの Newspaper of paper も和製英語感丸出しです。

かつて私が通っていた英会話学校の先生(ニューヨーク出身)が正解を教えてくれました。

Physical Newspaper

これが「紙の新聞」を言い表す正しい英語表記でした。

ネットで検索すると、英語サイトで確かにそのように記されています。
これは、言葉を知っていると検索できるけど、physicalという言葉を思いつかないと、ほぼまったく検索できない表記でした。
英会話レッスンで教えてくれた先生に、感謝するばかりです。

そう。
私はPhysical Newspaperが大好きです。
「フィジカル」という言葉の響きも、いいですよね。
すごくポジティブな印象を感じます。(←個人の感想です)

そういえば、この「フィジカル」も大大大大好きでした。

これ ↑ もオールド・コンテンツです。