違いのわかる男になりたい

年末感ではなく、本当の年末になりました。
「もういくつ寝るとお正月」ではなく「あと2、3回寝るとお正月」と切実に押し詰まってきた2021年です。

弊社はおかげさまで、この年末になっていくつかお仕事を承りました。

クリスマスの後にお話を頂戴して、「年明けにこれ、プレゼンをお願いします」という、この業界にはありがちな案件をいただいて、仕事納めをすることもなくバリバリとお仕事を続けさせていただいております。
お仕事のお話をいただけることは、ほんとうにありがたいことです。

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そうしたお仕事の合間を見ながら、自宅の大掃除や正月飾りの飾り付けなどを進めつつ、夜の晩酌時には惰性のようにテレビを眺めています。

冬のスポーツのことについて書いた前回のコラムで、フィギュアスケートの6種類のジャンプの区別などについて調べてみましたが、ちょうどこの12月に「全日本フィギュアスケート選手権2021」が行われていて、調べた情報をもとに、かつてより一層興味深く各選手の演技を観ることができました。

前回コラム内でも、既に予想していたことでしたが、6種のジャンプの違いを調べて、知識として身につけていたにもかかわらず、画面を見ていて[トゥループ][サルコウ][ループ][フリップ][ルッツ][アクセル]の違いは まっっっっったく 見分けられませんでした。
付け焼き刃の知識とは、所詮、その程度のものです。

唯一、復活を果たした羽生結弦選手が「クアッドアクセル」(4回転半アクセル)に挑戦したというくだりで、
「おお、それは超難度のものなのだな」ということが理解できたのが、せめてもの学習成果でしょうか。

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ところが、このフィギュアスケートの国内大会を観ていて、また別の疑問が胸に浮かんできてしまいました。

さいきん、高橋大輔さん(と村元哉中さん)のエントリーで私のような素人者も関心が向いている「アイスダンス」。
これと「ペアダンス」というのは競技として何が違うのか。

素人の目では、どちらも、男女のコンビが息を合わせながら氷上で滑り演技をしている、同じ範疇のものに見えてしまいます。

調べてみました。

調べ始めて最初の2秒で、ひとつの大きな誤解に気づきました。
アイスダンスは「アイスダンス」だけど、「ペアダンス」という種目名は無くて、それは「ペア」だということです。
三浦瑠来選手&木原龍一選手(←11月のNHK杯を観ていて、顔と名前を覚えた)はペアダンスではなく「ペア」という競技をしていたのでした。

つまり、ペアはダンスではない。

ここが、両者の違いを理解する第一歩だと知りました。

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整理してみました。

【アイスダンス】
・男女2人が「氷上の社交ダンス」を行うようなもの。ダンスの美しさを競う。
・演技に「ジャンプ」含まれない。(ペアには後述のように、男性が女性をぶん投げるジャンプ等がある)
・男性が女性を持ち上げる「リフト」はあるが、男性の肩より上には上げない
・両者が長い時間、離れた距離で演技してはいけない。(両手間隔以上の距離で、10秒以上離れてはいけない)
(↑ “社交ダンス”であると考えると、肯けますね)

【ペア】
・元々独りで演技するフィギュアスケートたまたま男女2人で行う、といったもの。難度の高い技を競う。
・演技に「ジャンプ」入りまくり。“ぶん投げる”「スロージャンプ(Throw Jump)」もある。
・男性が女性を、自分の頭上より高く掲げる「リフト」もある。女性を回しながら頭上にぶん投げるリフトもある。
・両者の間の距離に制限はない
(↑ 元々独りですることを、二人でやる、という主旨がよくわかります)

…ということで、ペアは(アイスダンスより)得てしてアクロバティックになるという解説もありました。
これで、だいぶ違いがわかりやすくなりました。

わからないのは、これだけ似ているけど非なる競技が、わざわざ二つ設定されているか、です。

その理由や歴史的由来は、今回は見つけることができませんでした。

フィギュアスケート男女

これはどちらの競技か。違いを学習したので、もうわかりましたよ(*^_^*)

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スポーツの話からは離れますけど、似ているけど非なるものは、まだまだあります。

昔から気になっていて、その区別・違いがよくわからなかったものをこの機に、スッキリさせてみることにしました。

●「鱒」と「鮭」

この年末の時期に、スーパーへ行くとカズノコやカマボコや栗キントンや寿司・刺身と並んで「サーモン」もかなりの面(フェイス)をとって売られています。

サーモンといえば、鮭。
でも、年末年始のスーパーで刺身売場に並んでいるサーモンは、火を通さずに食べますが、お弁当のおかずに入れる塩鮭は生では食べない。
さらにサーモントラウトとか名付けられて、サーモン(salmon:鮭)なのか、トラウト(trout:鱒)なのかよくわからないものもある。
鱒寿司(押し寿司)に使う鱒は、あれは色や食べた食感からして、サーモンとどうちがうのか。
クックパッドをみると「サーモンで作る鱒寿司」とか、混乱をさらに加速するようなレシピもある。

…ということで調べてみたら、結論として

鱒と鮭の区別はあいまい。
生物的分類では同じもの。

…とのことです。

英語のsalmonは、海で獲れるもの、troutは海に出ずに川で育って川で獲れるものを指す。
という区別もあるようです。
(そういえば、ウチにある、シューベルトピアノ五重奏曲「trout」のレコードジャケットには山の川のせせらぎの絵が書いてありました。サントリーアルプスの天然水のテレビCMのイメージですね)

さらにいえば、アルプスの天然水的渓流で獲れるヤマメも、いわゆる鮭鱒と同じ部類の魚で、この鮭鱒混同論にさらに拍車をかけてくれる存在であるようです。
山のヤマメが、なにかの拍子で川を下って海に出ると、カラダが大きくなって、顔も(いわゆる鮭のように)鼻先が曲がった顔になって「サクラマス」になる、という話も、混乱をさらに大きくします。

そこで、結論は前述の通り、

鱒と鮭の区別はあいまい。
生物的分類では同じもの。

と覚えておくのが、無難なようです。

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●「ヒラメ」と「カレイ」

鮭鱒より先に、私が小学生くらいのときに区別がつかなかったのが、ヒラメとカレイ。
もうその頃には魚屋さんの店頭でその全身の姿を見かけることは稀で、主にスーパーの発泡トレイで切り身を見かけるくらいのものでした。

が、代わりに水族館で、この2種の魚の姿を(だいたい同一の大きな水槽の中で)みかけて、区別のわからなさを実感していました。

鮭&鱒と違って、この二者は、生物的に異なる魚であることは確かなようです。

で、その見分け方ですが、昭和時代の当時からも、いまネットで改めて検索しても

顔が左側にあるのがヒラメ右側にあるのがカレイ
ヒだりヒラメ、そうじゃない方がカレイ、と憶えよ

…などと言われていました。
ただ、水族館の水槽のなかで、顔が左にあるか、右にあるか、なんて、とても見分けることは出来ません。
仮に魚屋の店頭で並んでいるのを見かけても、その場で、顔の右・左を判断することは実質的にできないでしょう。

顔の向き以外に、有力な手がかりがネット情報にありました。

「ヒラメは他の魚を襲って食べるわりと獰猛なハンター魚。なので口が大きく、牙がごつい
「カレイはゴカイなどをちょこちょこ食べる比較的おとなしい性格。なので、口が小さくおちょぼ口

それらのサイトに出ていた両者の口元を見ると、なるほど、はっきり見分けが付きます。

ちなみにヒラメの方が、収穫量が少なくて高級魚
カレイは比較的たくさん獲れる大衆魚
…とのことで、そういえば、庶民的な定食屋さんで「カレイの煮付け定食」はよくありますが、ヒラメは(刺身盛り合わせ定食の中の一員くらいでしか)見かけないものですね。

食べる話ついでに、寿司ネタのエンガワは、どちらの魚の部位だったか、と調べると、これはどちらの魚でもエンガワはエンガワだそうです。

ただ、ヒラメのエンガワは前述の通り、高級食材

私がスシローくら寿司で必ず頼むエンガワは、もっと流通している大衆魚のもののようです。
(回転寿司業界では、コスパ追求のために、私たちがよく名前をしらない魚を発掘して仕入れていますからね)

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●「オウム」と「インコ」

食べるものではありませんが、この二者も区分けの違いが、いささか不明瞭です。
生物分類的にはオウムが「オウム目オウム科」、インコが「オウム目インコ科」とのことで、種類が近いながらもあきらかに違う生物となっているようです。

大きなのがオウム」「小さいのがインコ」という通説もある
(まさにそう記しているサイトも少なくない)
のですが、これは例外がずいぶんあり、確定的な定義にはならないようです。(区分けが主観的ですし、ね)

カラフルなのがインコ」「地味なのがオウム」という説もありました。
が、これも、多分に主観的で明確な違いとは思えません。

 

わかりやすい区別条件を見つけました。

頭の上に冠羽(かんう)」という
あるのがオウム。
ないのがインコ。

これはわかりやすいし、主観が入ることがありません。
明確な違いです。

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●「アシカ」と「オットセイ」と「アザラシ」

これも違いが微妙です。
写真を見せられれば、おそらく「これはアシカ」「これはオットセイ」「これはアザラシ」と見分けはつくような気もしますが、この機会に、もっと明確な違いを探ります。

【アシカ】
・アシカ科の生物。
・前足で “上半身” を起こして陸上を歩くことができる
・体表面はスベスベしてる(ように見える←実際には毛が生えているが)
耳たぶがある。
・水族館のアシカショーに出ている。

【オットセイ】
・アシカ科の生物。(だからアシカにすごく近い)
・前足で “上半身” を起こして陸上を歩くことができる
・体表面はビロードのような毛がフサフサしている。(見るからに「毛皮感」がある)
耳たぶは、アシカ以上にはっきり見える。

【アザラシ】
・アザラシ科の生物。(アシカやオットセイとあきらかに違う)
・前足で “上半身” を起こすことができない
・丸々していて、陸上では「ただ寝そべる」もしくは「寝たまま這い回る」スタイル。
耳たぶが無い。穴があいているだけ。

なるほど、これで違いがわかったような気がします。

ちなみに、
「ものすごく大きくて、キバがないのが【トド】」で
「ものすごく大きくて、キバがあるのが【セイウチ】」だということはすでに知っていました。

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こうした、あまり役に立たないこともこまめに調べて、2022年はきちんと「違いのわかる男」になりたいと思っています。
ダバダ〜〜〜

それでは、皆様、よいお年を!