2022年も、気がつくと1月半ば。
松がとれ、鏡開きも済んで、もうすっかり正月気分は遙か彼方に飛び去っている時期になっていますが、みなさま、良い正月をお過ごしになったでしょうか……と、今回はちょっと振り返って眺めてみる内容です。
弊社はおかげさまで昨年末にお仕事を頂戴して、充実した年末年始を迎えることができました。
お仕事のこと以外でも、日数は少ないながらも相応に充実した年末年始ホリディを楽しめたように思います。
例えば、大晦日。
この日は(日中は一仕事した後)無事に紅白歌合戦を鑑賞することが出来ました。
なかでも、いろいろな意味でショックを受けた、というかインパクトを感じたのはこの方の唄でした。
(この動画はいつまで削除されずに視聴できるか、な?)
その紅白が史上最低の視聴率だったというニュースは後日耳にしましたが、個人的にはそんなことはまったく気にならないくらい、今年も紅白を堪能させていただきました。
おそらく「視聴率」とか、そもそも「テレビを見るという文化そのもの」が変化してきていて、そうした尺度で比較をしても仕方のない時代になっているのだと思います。
今、みんな、ほとんど、まったく、ぜんぜん、テレビ見ないですものね。
テレビ見ているのは、私のような昭和育ちのテレビ大好きっ子だけ。だな、きっと。
.。.。o
明けて元日は、例年のごとく朝起きて居間の神棚の神様に挨拶をしたら、すぐに(秒で)お酒をいただき、そのほろ酔い気分の中でお雑煮の用意とおせち料理のセッティング。(←毎年出来合を予約注文しています)
そのままビデオに録った紅白を “振り返って見直し視聴”。
おせちをツマミに、正月用日本酒の一升瓶を抱えながらビデオ三昧するのは、幸せなものです。
2日目は、箱根駅伝の往路。
そして3日目は箱根駅伝の復路。
ここでもテレビを見ながら、用意した「三段重ねのおせち」をきちんと一日に一段ずつ堪能していくことができました。
今年のおせちは、とくにおいしかった。
来年、記憶か記録が残っていたら同じお店のおせちを頼んでみようとも思ったものです。
3日目にそのおせちのすべてを食べ終えて、一升瓶の方もちょうど空いて、翌日の4日になったら仕事始め。
定規で測ったように 計画的 に終えた2022年のお正月でした。
.。.。o
…と、この1月半ばに年末年始を振り返ってみると、私の場合はこんな感じだったわけですが。
一方、仕事的に、年末に2021年を振り返ってみた人や、
部下に「一年を振り返って目標を達成できたか、自分が成長できたかどうか検証してみろ」などと指示を出されていた中間管理職の方も少なくないと思います。
私も2021にしてきた自分の仕事の内容を、一応振り返ってみたりしました。
相応に、成長と成果を挙げられた2021年だったように思える結果でした。
(そして何より、2021はこの自社サイトの立ち上げも成すことができましたし!)
.。.。o
ところが、ここで別の角度で振り返ってみると、この世の中には【振り返ってはいけない伝説】が複数あるという事に、つい気がついてしまいました。
最初に気がついたのは、年末にNHKで放送されていた『岸辺露伴は動かない』というドラマ。
荒木飛呂彦さん原作の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に由来する“スピンオフ作品”(のNHKドラマ)ですが、そのなかで重要な場所として登場したのが「振り返ってはいけない小道」。
その或る小道で、或る日、或る条件の下で人が後ろを振り返ると、その人が異界に連れ去られて二度と戻ってこられない、というもの。
荒木さんの原作とはちょっと異なるオリジナルストーリーだったとのことで、これは日本神話の『黄泉比良坂』の神隠し逸話に由来させたモノだった、とネットに書いてありました。
.。.。o
「岸辺露伴」の題材にもなった、その『黄泉比良坂』。
“これこそ”が、日本の「振り返ってはいけない伝説」の原点。
妻である女神イザナミノミコト(伊邪那美命)と死に別れ、その妻を追って男神イザナギノミコト(伊邪那岐命)が黄泉国へ向かうために通った坂ですね。
つまりこの世とあの世をつなぐ「境目」の場所。
ここで、妻から「決して振り返ってはいけません」と言われたにも関わらず、その言いつけを守れなかったイザナギノミコトの逸話が「振り返ってはいけない伝説」のおおもとです。
(なにしろどんな小説も、どんなドラマも、この約1300年前に書かれた 古事記 より前に存在はしていないわけですから)
“本物”の黄泉比良坂は島根県にあるそうです。
.。.。o
年明けに日本テレビ金曜ロードショーで放送されていたスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』でも、「振り返ってはいけない伝説」が織り込まれていました。
「千と千尋…」といえば、かつては、ジブリのどんな他の映画より、国内のどんなアニメ映画より、どんな実写映画より多くの観客が映画館に足を運び、ダントツの興行収入「第1位」という輝く実績を2001年から2019年にまで保ち続けてきた偉大な作品です。
2020年に『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に抜かれて1位の座は明け渡してしまいましたが、それでも偉大な人気作品であることは変わりません。
(『アナと雪の女王』や『君の名は。』もまだ、その数値に追いついていないのですからね)
その『千と千尋の神隠し』が年始に、地上波放送されていたので改めて観てみましたが、きちんと最後に(名前を取り戻した千尋と、人間に戻ったお父さんお母さんが、元のアウディA4クアトロが駐めてある場所へ戻る際に)「振り返ってはいけないよ」と言われて、千尋はきちんとその言いつけを守った、というクダリがありました。
この映画も、「あの世とこの世の境目」のお話だったわけですね。
.。.。o
「振り返ってはいけない」
日本のビジネス界で習慣とされていることと、真逆の“言いつけ”です。
毎年、年末にその一年を振り返っていた私は、何か、神的な決まりに反していたのかもしれません。
振り返らずに、前を向く、前へ進む。
そんな思いで、この2022年に向かってみたいとも思います。
(でも、なんとなく途中で、振り返っちゃう気もします。イザナミに叱られてしまいそう…)